用語
引いて使う辞典です。会話で困らない最低限の意味だけ、ひとつずつ。
シェル、プロンプト、ディレクトリ、ホーム、パス、working directory、絶対パスと相対パス / コマンド、引数、オプション、拡張子、エラー、ログ / エージェント、コンテキスト、モデル、プロンプト(AI側)、ハルシネーション、トークン、MCP、APIキー / エディタ、バックアップ
場所と移動
シェル
ターミナルの中で、あなたの打った言葉を受け取って、パソコンの中核(カーネル)に伝える役です。名前の「シェル(shell)」は、中身=核を外から包む殻のイメージから来ています。海の貝ではなく、木の実を包む殻のように、OS の核を外から覆っています。
Mac の標準は zsh(読み方は「ズィー・シェル」。Z shell の略)、Windows は PowerShell、古い環境では bash(「バッシュ」)。この中身が少し違うので、Mac と Windows で打つ言葉に差が出ます。
プロンプト
「入力を待っています」を意味する行頭の表示です。Mac は ~ % や Documents %、Windows は PS C:\Users\you> の形です。
ディレクトリ
フォルダのことです。ターミナルではこう呼びます。中身は同じです。
ホーム
あなた専用のフォルダです。Mac は /Users/you、Windows は C:\Users\you で、~ で表します。cd だけで戻れます。
パス
ファイルやフォルダの住所です。/Users/you/Documents/memo.txt がその例です。
working directory
いま立っている場所です。pwd で確認できます。詳しくは いまいる場所。
絶対パスと相対パス
絶対パスは一番上から書いた住所で、相対パスはいまの場所からの行き方です。AIに頼むときは絶対パスのほうが誤解が少ないです。
コマンドのかたち
コマンド
ターミナルで打つ言葉です。pwd や cd Documents がこれにあたります。
引数
コマンドのうしろに渡す指定です。cd Documents の Documents がそれです。
オプション
ふるまいを変える指定です。ls -la の -la のように、- で始まることが多いです。
拡張子
ファイル名のうしろの .txt や .md です。中身の種類を表す目印で、ターミナルでは自分でつけます。
エラー
うまくいかないときに返る赤い文字です。壊れたのではなく「これではできません」というお知らせです。丸ごとコピーして AI に渡せば訳してくれます。
ログ
画面に出る記録です。pwd の答えも ls の並びも、ぜんぶログです。
AI エージェントまわり
エージェント
頭脳と体を持ち、自分で動いて結果を見て、やり直せる種類の AI です。Claude Code、Codex、Cursor などがあたります。詳しくは なぜターミナル。
コンテキスト
AI に渡してある「いまの会話の流れ」です。長くなると賢さに影響します。話の筋を忘れたように見えるときは、たいていこれが原因です。
モデル
AI の賢さの種類です。世代で得意が違います。ふだんは気にしなくていいです。
プロンプト(AI 側)
AI に渡すお願いの文面です。ターミナルのプロンプトとは別物です。
ハルシネーション
ほんとうは無いことを、ほんとうらしく言ってしまう現象です。URL を聞く、開いて見せてもらう、で確かめられます。
トークン
AI が文章を数える単位です。料金や速さの話で出てきます。覚えなくていいです。
MCP
AI エージェントが外のサービス(カレンダーやメールなど)とやりとりするための橋です。いまも変わり続けています。
API キー
AI を動かす長い文字列のパスワードです。人に見せたり共有フォルダに置いたりしないでください。
壊さないために
エディタ
文字を書くアプリです。Word に近い道具で、Visual Studio Code などがあります。
バックアップ
大事なファイルを別の場所にもう 1 つ置いておくことです。クラウドや Time Machine(Mac)、ファイル履歴(Windows)で作れます。大きな作業の前に取っておきます。
出てきたときに「ここにあった」と思い出せれば十分です。